これまで、国内旅行は家族で行っており、プラン作りはもっぱら私の担当でした。
子供も大学生になったので、そろそろ、妻と二人の旅行もしてみたいなと考えています。旅行計画を作るのは苦にはならないですが、二人で行くなら、旅行会社にお任せの添乗員付きのツアーもいいなぁと思い始めてます。
それで、最近はJTBとかの国内ツアーの行程を眺めたりしていますが、SFCである私はANAはどうなのってなるわけです。
でもANAって、添乗員付き国内ツアーが少ないんですよね。
ANAの主流はダイナミックパッケージ
ANAのホームページを見ている方はよく知っていると思いますが、ANAで「ツアー」というとほとんどがダイナミックパッケージです。
ダイナミックパッケージは航空券とホテルを同時に予約できるサービスで、ツアー(企画旅行)とは言いつつも、実態は個人旅行で、旅行会社が観光までをもお膳立てしてくれるわけではありません。もちろん添乗員も付きません。
ちなみに私はダイナミックパッケージは使ったことがありません。航空券と宿泊料の内訳がわからないからです。つまり、安いのか高いのかが端的にわからないからです。調べればわかるのでしょうが、面倒なので、、、。
観光や添乗員のコストを含めたツアーは、なおさら内訳がわかりませんが、そこまで行くと逆に、まぁいいかなと。航空券と宿泊料という2種類だけという中途半端さが個人的にはイヤなのかもしれません。
ANAの公式HPでの添乗員同行ツアー
もしかしたら他にあるかもしれませんが、ANA提供の添乗員付き国内ツアーは「日本を旅しよう」と「偏愛日本プロジェクト」だけのようです(現時点では北海道日本ハムファイターズ沖縄キャンプ応援ツアーも売られてますが単発商品のはずです)。
日本を旅しよう
「日本を旅しよう」のページは、ANAのトップページから、国内 ⇒ 目的/特集から探す ⇒ 季節の旅 と辿ると閲覧できます。コピーは「上質な宿とゆったりとした行程で、今しかみられない景色を」というもの。安そうではない響きです。
「日本を旅しよう」は、さらに以下の3つのカテゴリーに分かれます。
- 旬を感じる周遊の旅(航空券付プラン)
- ゆったりホテル満喫の旅
- 優雅な列車の旅
このうち2は単なるホテル予約に、ちょっとだけ特典がついたものでツアーではありません。1はれっきとした添乗員付きツアーで、現在は以下の3つのツアーの募集を行っています。
- 八重山の美しい風景と島ならではの星空に魅せられる 西表島・小浜島・石垣島・竹富島・由布島 3日間(羽田発着1人195,000円)
- 一度は見たい!奥入瀬渓流の氷瀑とストーブ列車 冬の青森・秋田3日間(羽田発着1人160,000円)
- レストラン列車とランタンフェスティバルを満喫する 福岡・嬉野温泉・長崎3日間(羽田発着1人168,800円)
どれも安いツアーではないです。といって、びっくりするほど高いものでもありません。JTBでいうと旅物語プレミアムくらいでしょうか。
3は現時点で募集しているツアーは1つだけです。
- 「TRAIN SUITE 四季島」で遠野・青森・松島を巡る旅4・5日間(現地発着4日間1人1,170,000円、5日間1人1,242,000円)
あっちこっちの空港発着はあるのですが、何故か羽田発着の設定がなかったので、現地発着で値段を表示しました。びっくりするほど高いですね。JTBで言えば、「夢の休日 煌」クラスですね。
偏愛日本プロジェクト
偏愛日本プロジェクトは今年9月からANAが他社と始めたプロジェクトです。
上記のANAのプレスリリースによれば偏愛プロジェクトの概要は、
知識豊富な「偏愛コミュニティ」メンバーが、一風変わった「偏愛目線」で、地域資源を深掘り、開発を行い、その地域に行きたくなるような仕掛けづくりを行ってまいります。
ということです。
ANAのトップページからは、国内 ⇒ 目的/特集から探す ⇒ おすすめ特集 と辿ると閲覧できます。
現時点で偏愛プロジェクトで設定されているツアーは1つだけです。
- 偏愛日本コラボ企画!ANA客室乗務員とこだわり女子が案内する、絶景の城 米子城跡×米子シン・グルメツアー 米子2日間(羽田発着2名1室 1人73,800円)
「日本を旅しよう」に比べれば、高くないですね。その分、募集定員が40名と多いです(日本を旅しようの定員は20名~25名)。でも最少催行人数は8名と少ないです。
国内ツアー催行情報一覧
ANAのHPには、国内ツアー催行情報一覧があります。
上記の画像のようなインターフェースですが、「+」をクリックすると、その月で設定されているツアーの催行状況が確認できます。閲覧したたところ、日本ハムファイターズ応援ツアーと日帰りの機体整備工場見学ツアー以外は、上記で紹介したツアーだけでした。
結論として、ANAで継続的に販売している添乗員付き国内ツアーは「日本を旅しよう」と「偏愛日本プロジェクト」だけと言ってよいと思います。
株主向けツアー
ANAの国内ツアーは、一般向けには「日本を旅しよう」と「偏愛日本プロジェクト」だけですが、株主向けに専用のツアーが設定されています。
私はANA株を保有しており、内容が把握できるのでここで紹介したいと思います。
株主向けには3つのカテゴリーで旅行商品が提供されています。
- 限定ツアー
- 専用プラン
- 先行販売
1は株主のみに提供されるツアー商品で、2はANAで一般向けに販売しているツアーに株主向けのアレンジを加えた商品、3は文字通り一般向けの商品を先行して予約できるサービスです。
専用プラン
このブログの執筆時点だと、上で紹介した「日本を旅しよう」の「TRAIN SUITE 四季島」をベースに、ANAの機体整備場であるBlue Hangerのツアーを加えたものが提供されています。
それにより値段も少し上がっていて、4日間で1,200,000円、5日間で1,290,000円となっています。
先行販売
上で紹介した偏愛日本コラボ企画の米子ツアーへ、株主は先行予約可能です。
限定ツアー
最後は、一般には紹介されていない旅行商品です。当記事執筆時点では、以下の4つのツアーが株主限定で紹介されています。
- 八重山諸島・宮古諸島10島めぐり 雄大な自然と色彩豊かな離島旅5日間(羽田発着2名1室の場合の1名料金 2月24日出発354,500円、3月7日出発370,000円、3月22日出発409,000円)
- 心に灯る相倉合掌造り五箇山と富山・飛騨高山3日間(羽田発2名1室の場合 1名料金178,000円)
- ガイドと行くスノーシューでの原生林散策と野生動物・流氷の共演3日間(羽田発2名1室の場合 1名料金167,500円)
- 「四国まんなか千年ものがたり」に乗車!名城を訪ねる四国周遊 3日間(羽田発2名1室の場合 1名料金230,000円)
ツアーの質的には「日本を旅しよう」と同程度のように見えます。八重山諸島が「日本を旅しよう」とかぶってますが、株主限定ツアーの方が巡る島の数が多く、旅程も長いです。その分料金も高いですね。
以上、ANAが提供する添乗員付きの国内ツアーの情報でした。何かの参考になれば幸いです。
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