1000のマイルも1から

陸マイラーが福利厚生サービス・株主優待等を使うブログ

東急不動産の株主優待は良いかも

HafHを利用して、ホテルにお得に泊まる方策は、どうやら我が家には向いて無さそうと判断した後、改めて最近の株主優待はどうなんだろうと思い、ちょっと調べてみることにしました。

いくつかホテルの宿泊代金の割引がある株主優待を見てみましたが、東急不動産ホールディングスが魅力的に思え、調べた結果を備忘録として残しておこうと思います。

宿泊優待用に持っている株式

過去も宿泊料金の割引優待がある株を購入したことがあり、現時点でも保有しています。本題に入る前に、とりあえず整理しておきます。興味のない方は飛ばしてください。

ANAホールディングス

ちょうど10年前に購入。半年に一度貰える"株主優待番号ご案内書"が、SFC修行の時に威力を発揮しました。使わない時は、ラクマで売却しています。

一部を除くANA IHGの国内ホテルが、ベスト・フレキシブル料金よりさらに20%引きで宿泊できます。ただし素泊まり限定です。朝食くらいはホテルで食べたいので、この点は残念。ANA VISA ワイドゴールドカードの「素泊まり料金から10%オフ 、さらに朝食サービス」とどっちが安いのか確認が必要です。

西武ホールディングス

プリンスホテルを割引で宿泊できます。といっても、半期に一度1,000円の割引券を3枚もらってるだけ。つまり、どこに泊まってもMax3,000円割り引かれるだけで、非常にしょぼいです。

株主になった当初は、部屋代が基本料金から平日40%、休日30%引きの割引券がもらえました。平日は基本料金から、かなりディスカウントされた料金で宿泊できるのが通常なので、ほとんど意味がなかったですが、休日料金は基本料金に近い金額でしか宿泊できないケースもあり、その時は割引額が10,000円とかになったこともあります。

それとコロナ禍の真っ最中、ザ・プリンス・ビラ軽井沢に、かなりの割引で宿泊できる優待が付与されたことが一度だけありました(迷わず利用しました)。

それもこれも昔の話。ものの見事に改悪されました。今は、あまりにしょぼいので、売却して、売却代金を後述する東急ホールディングス株の購入に充てようかと思ってます。

大和ハウスリート投資法人

REITなので正確には、株主優待ではなく、投資主優待です。今は、何の特典もなくなってしまいましたが、数年前まではダイワ・ロイヤル・ホテル(現グランドメルキュール)に優待料金で泊まれる優待がついてました。この優待がよかったのが、変動する宿泊料金から〇%引きではなく、宿泊料金が絶対額で決まっていたことでした。明朗会計で分かりやすい。

それと除外日が少なかったのも大きなメリットでした。私は、この優待を使って南房総富浦ロイヤルホテルと砺波ロイヤルホテルに泊まりましたが、両方ともゴールデンウィークに2泊しました。

投資主としての特別扱いもうれしかったです。南房総では、チェックインがフロントのチェックインカウンターではなく、カフェに案内され、お茶をのみながらの手続きでした。砺波では、夕食時、ほとんどのゲストはビュッフェでしたが、我が家は別室でコース料理でした(コース料理食べてたのは、うちともうひと家族だけ)。

ダイワハウスリートのおかげで、株主っていいなと思えました。まだ保有しているのは含み損が若干あるため。買値を上回ればすぐ売ります。

東急不動産ホールディングスの株主優待

同社の株主優待の特典は、いくつかありますが、この記事では「宿泊優待券」にフォーカスして紹介したいと思います。宿泊優待券は、ホテルハーヴェストにお得に宿泊できる株主優待です。ホテルハーヴェストは、東急ハーヴェストクラブの施設の一部を、非会員でも利用できるようにホテルとして提供しているものです。それが、東急不動産ホールディングスの株主優待を利用することで、お得に宿泊できるのです。

東急ハーヴェストクラブ施設のうち、ホテルハーヴェストとして一部開放されているのは、以下の18施設です。その中で株主優待の対象は※をつけた14施設です。

  • ホテルハーヴェスト軽井沢※
  • ホテルハーヴェスト旧軽井沢※
  • ホテルハーヴェスト蓼科アネックス※
  • ホテルハーヴェスト箱根甲子園※
  • 箱根翡翠
  • ホテルハーヴェスト勝浦※
  • ホテルハーヴェスト伊東※
  • ホテルハーヴェスト熱海伊豆山
  • ホテルハーヴェスト天木高原※
  • ホテルハーヴェスト那須※
  • ホテルハーヴェスト鬼怒川※
  • 鬼怒川渓翠
  • ホテルハーヴェスト斑尾※
  • ホテルハーヴェストスキージャム勝山
  • ホテルハーヴェスト京都鷹峯※
  • 有馬六彩※
  • ホテルハーヴェスト南紀田辺※
  • ホテルハーヴェスト浜名湖※

宿泊優待券で分かりやすいのが、宿泊料金が絶対額で提示されていることです。上記で紹介した大和ハウスリート投資法人と同様です。この形態は好きです。

同社のHPでは素泊まりプランの料金と子供料金が記載されていますが、それらを省いた大人1名の1泊2食料金を表にまとめました。

  平日・日曜 土曜・休前日
伊東・天城高原
斑尾・蓼科アネックス・浜名湖
14,520 16,500
鬼怒川・勝浦・南紀田辺・那須・箱根甲子園
旧軽井沢・有馬六彩
15,070 17,050
軽井沢 16,500 18,700
京都鷹峯 17,600 19,800

土曜・休前日の最高料金でも2万円を切っているので、これはお得なのでは?と思った方は正解です。ホテルハーヴェストの公式HPに提示されている金額より、かなり安く抑えられています。

私なりに調べてみた料金の比較は下記のとおりです。

  株主優待 公式HP 差額
那須(10月平日) 15,070 20,800 5,730
軽井沢(10月平日) 16,500 28,000 11,500
鬼怒川(10月平日) 15,070 18,150 3,080
旧軽井沢(10/12 土) 17,050 46,600 29,550
旧軽井沢(10月平日) 15,070 28,100 13,030
天城高原(10/12 土) 16,500 21,120 4,620
天城高原(10月平日) 14,520 24,475 9,955
勝浦(10/26 土) 17,050 28,300 11,250
勝浦(10月平日) 15,070 24,200 9,130

(公式HP料金の調査方法)

  • 各施設の1泊2食プランの中から、食事の提供形態がビュッフェのプランを選定。ビュッフェが無い場合、標準的なプランと考えられるものを選定。
  • 選定したプラン内で、最も価格の低い2名用の部屋を選定。
  • 以上の条件で提示された2名分の宿泊料を2で除して1名分の料金を算出。

如何でしょうか?差額の列を見て頂ければ一目瞭然。株主優待はかなりお得です。特に、旧軽井沢の10月12日。ここは3連休の1日目なので特別に高く(下記スクショ参照)、それに対する株主優待のお得度が際立ちます。3連休ですが、株主優待の除外日には指定されていません。

非常に良さげな株主優待ですが、注意点があります。予約は6週間先までしか出来ません。私は未だ株主ではないので、株主用の予約サイトの閲覧は出来ません。よって、この先6週間がどの程度の空き状況かも把握できません。公式サイトでは部屋があっても、株主優待サイトでは満室表示ということは十分考えられます。

500株以上でさらなる特典

上記のホテルハーヴェストは最小購入単位である100株保有の株主でも利用できます(半年に1泊1室)。ホテルの優遇という点で言えば、500株以上になると、JR東日本との「コラボ株主優待券」が貰え、JR東日本が運営するメトロポリタンホテルが、一般宿泊料金より10~20%引きで利用できます。

今後の方針

株主優待目的の東急ホールディングス株の取得は真剣に検討しています。個人的な試算ではありますが、お得度が高いです。ネットを見回しても、一部の人はこの優待でホテルハーヴェストをお得に利用しているようです。

ただ、あまり期待値を高くしても良くないです。どれくらい予約が取れるのかも不明ですし。とれるとしても平日だけと思っていた方が無難でしょう。リタイア後なら、平日もフリーになるので、最強の株主優待になりえます。

では、現在60歳で未だ会社勤めをしてる私が今購入する理由は何でしょう?

それは、長期保有のメリットを狙うためです。500株以上保有している株主に限定されますが、東急不動産ホールディングスは、3年以上保有している株主に優遇措置を講じています。所有株数に応じてポイントがたまり、それを施設利用券などに交換できるのです。

平日に余裕が出来るのは何年先かわかりませんが、その時までにぼちぼちポイントがたまっていて、施設利用券も使えるようになってればいいなと思ってます。500株の購入が必要ですが、西武ホールディングス株を売れば、東急不動産ホールディングス株を500株買っても十分なおつりが出ます。また、500株であれば上述したJRとのコラボ株主優待券ももらえます。

東急不動産ホールディングスの株を購入して、株主優待に関して新たな情報を得たら、またブログで紹介しようと思います。

【その他の記事】